着物の思い出

懐かしき着物の思い出

母がお茶をしていたので、実家にはたくさんの着物があります。高校生位までは、毎年お正月になると家族で着物を着ていました。父も母も着物姿で朝、迎えてくれました。

 

お正月になると、着物の匂いがしてきたのを懐かしく思い出します。母はおせちを作りながら、一生懸命着物を着ていたのもよく覚えています。
小豆色の着物に、かっぽう着を着ていた母でした。私も子供のころは、おばあちゃんから、専用の着物を作ってもらいました。赤の着物で、羽織とセットでした。
高校生になると、母が羽織と着物をほどいて、大人用の着物に仕立て直してくれました。
今でも大事に取ってあります。お正月には、その着物を着て赤いショールをまとい、お宮参りにでかけました。私の中では、着物はお正月の印象が強いです。

 

また、中学生のころは、いとこから譲り受けた着物を着ました。
それは白地に金や赤の毬の模様のあるものでした。それに合わせた帯も、金糸の入っているものでした。この帯は、元々私のおばあちゃんの一張羅の帯でした。それを子供用に仕立て直したものです。

 

祖母と祖父は戦争中満州に行っていました。祖父が満鉄の事務員をしていたためです。引き揚げてくるときに、祖母は一張羅の帯に生まれたばかりの子供(母の姉にあたります)をおぶって帰ってきました。その帯を仕立て直したものが今実家にある、子供用の帯です。祖母の歴史が詰まった帯なんだなあと思いました。色も立派な素敵な帯です。

 

着物といえば、母の姉が、よく表彰式でお花を持ってくる人がいますよね、あの人に選ばれたときに、これまた一張羅の着物、振袖を着て言ったときのことです。それは夏だったのですが、夏用の振袖はなく、冬用を着て行ったところ、暑くて暑くて汗をいっぱいかいてしまい、振袖をひとつだめにしてしまったことがあるそうです。

 

だめにしてしまった着物は捨てようと思ったのですが、周りに捨てるのはもったいないと言われ、買取に出すことにしました。
どこで買取して貰おうか考えた時に、やはり店を決めた基準は口コミと評判で決めました。

 

こちらのサイトのランキング1位の店で買取して貰い、ボロボロの着物でしたが結局5000円程で買い取って頂けました。
捨てようと悩んでいたくらいなので、買取して貰えて本当に嬉しかったです。